遊泳

学生時代はよく色々な感性に触れたくて、周りが羨ましくて、自分を探し出したくて、

やみくもに色々なことに手を出していた気がするけれど、結局もがいて、ちゃんとそれを自分のものにできていたのかと言われれば、はっきり「できた」とは言えないし、自分の中で、その経験たちは良かった？と言われると、縦に首は振り難い。他にできたことがあったなんて、雪崩のように出てくる。

硬いことを考えてるとも言われるかもしれない。真面目だとか、そんなこといちいち考えなくても～とか。

でも、頭の使い方が下手くそなので、自分に「こう考えたらいい」というのを指示できない。

不思議なもので、学生の頃より

社会人になってからのほうが、よくそんなことを考えるようになった。決められた範囲にいることでいいのかとか、ここの枠でいいのかとか、先を見つめるようになった。

脳みそは使わないとつるつるになりそうで、こわい。

あんまりにも色々なことを考えすぎると、知らないうちに泥沼に浸かってしまうので、遊泳するような感覚で行きたい。